ヴィーちゃん・アレルゲンの結果にびっくり

3年前に保護したのち、ひどい口内炎を何度か手術して、今はよだれ以外は比較的元気なヴィーちゃん。

・・と、説明は1行で済みますが、これまでに結構いろんな検査をしました。

まず、基本なものからはじめ、

エイズ&白血病の検査(陰性)
血液検査
抗生物質に対する感受性検査
口内の組織がガン化してないかどうかの組織検査
甲状腺機能検査

幸い、他の猫と隔離しなくてはいけないような病気は持ってなかったので”できればうちでこのまま保護してあげたい”という願いもスムーズに叶ったのですが、どうやら先天的に免疫力が弱いらしく。

まずは『抗生物質に対する感受性検査』の結果。

1〜3の菌に対する様々な抗生剤についての結果。

Sは感受性あり・抗生剤がよく効く
Iは中間
Rは抗生剤は効かない

普通の猫ちゃんならRが1〜2つのところ、ヴィーちゃんはRだらけ・・・・o0020002012052565037.gif

先生も驚いておられました。

次にお願いしてみた検査が『甲状腺機能の検査』

どうもヴィーちゃん、時々体がカッカするのか、ものすごく手足やお腹を、あのよだれの出まくるお口でせっせとグルーミングをするのです。当然、きれいになるわけはなく・・・

毎回ばばっちぃことになるわけです。

それでも、マメにお風呂に入れると前にも書きましたように風邪ひいたりするんで、タオルで拭いたりしつつ、お風呂は2週間に一度くらいにとどめて・・

そんな日々だったので、なにか体温調節に関係があるのかも、と、甲状腺機能検査をお願いしてみたのですが・・

こちらも不思議な結果が出まして、、

猫によくある「甲状腺機能亢進症」だと、食欲がない・やせてくる(甲状腺ホルモンの過剰な分泌)などですが、ヴィーちゃんはどんだけ食べるの〜icon_eek.gifというくらいな大食漢だし。。

逆に、「甲状腺機能低下症」のように、ものすごく食べるけど痩せて行く、という症状とも違うようだし。。

要するに、
『甲状腺ホルモンは正常に生産されているが、分泌量が少ない』タイプだそうです。
そして、腎機能・肝機能も問題なし。

で、現在与えているお薬は、口内組織をより早く再生させるためのビタミン剤と、甲状腺ホルモンを整えるお薬で経過観察中。

そして、そこからの、今回のタイトルの、

Nutriscan(唾液によるアレルゲン検査)

なのでした。

こちらは、主にドライフードやウェットフードに含まれている成分に対しての感受性(アレルギー)検査。

実はこの検査、最新なもので、日本に上陸して間もなく、今回やっと受けられた検査なのでした。

が。。

まぁ、これまたまた驚くべき結果が・・・!

またもや、先生も驚く、たくさんのNGが出てしまいました〜・・・苦笑

ピンクでチェックしてあるところが、合わない食べ物。

通常の猫ちゃんなら1〜2個くらいしかないそうです。

なな、なんなの〜、この数はぁ〜〜・・・

牛、豚・鴨・白身魚・さつまいも・ジャガイモ・米などなど・・

ちなみに、同じ項目にすべてlgA・lgMとありますが、ヴィーちゃんはすべてlgMでひっかかっています。

これは後天的に数値があがった(合わなくなった)もの、だそうです。

lgA(生まれつき数値が高いもの)はなかったのですが、lgMでも遺伝的要素はあるそうです。

ちょっと難しそうなので、これ以上聞きませんでしたが、人間でも大人になってから突然アレルギー発症したりしますもんね。それが遺伝体質からかもしれない、と、そんな意味なのかな?と。

だけど、この検査のおかげで、もう少しおだやかに過ごしてほしいという願いに、光が差したような気がしています。

このなかで、結構頻繁にあげていたのが、「牛肉」

この結果もあって、与えるのをやめたところ、ななんと、ベロベロとグルーミングする頻度がかなり減りまして。

もしかしたら、牛肉のアレルギー反応でかゆみなどが出ていたのかもしれない・・・

それを知らないでずっとあげていたことは、とても申し訳ない気持ちでいっぱいになったけど・・・

でももしこれが大きな原因だったら、、

やっとヴィーちゃんは、、、

ちょっとよだれが出る、美しいイケメン猫
(まわりの女性たちのよだれではありません・・・笑)

になれるのかもしれませんね・・・涙

やっぱり気になることがあったら、あきらめずに調べてみること、ですね。

厳しい外で育ってきたからこそ、心の強いヴィーちゃん。

もっと健やかになりますように・・・

このアレルゲン検査について→「Hemopet Japan」

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