絵本『島ネコ マイケルの大引っ越し』〜小笠原諸島より〜

黒猫ちゃんたちを引き取りにいった病院。

新百合ケ丘にある「新ゆりがおか動物病院」なのですが。

こちらの小松先生が小笠原諸島のノネコ(野良猫)の保護活動の第一人者で。

その活動を知っている方の中ではとっても有名な猫・マイケルくんと、引き取りの日に記念に撮った写真です。

150114小松先生とマイケルくんとともにicon_kira.gif
(すっぴんなのでマスクで失礼してます・・icon_ase.gif)

・・2005年。小笠原諸島に生息する、希少な鳥に含まれるカツオドリやオナガミズナギドリ。それらの死骸がたくさん発見されるようになり、小笠原の調査団体が自動撮影カメラをしかけたところ、まさにカツオドリを捕食しているその瞬間を捉えました。

それが、マイケルくんなのでした。

Michael7

ひゃー、すごい・・・・の一言。

こんなに大きな鳥を・・・!

普通におうちで暮らしていたら、こんな苦労をしなくても済むのに。。

・・しかし、小笠原諸島としては大問題なのです。これでは海鳥が減る一方なので、このノネコたちを捕獲して殺処分しよう、という流れになり。。

「どういった方法で安楽死させればよいのでしょうか?」という相談を受けたのが、小松先生だったそうです。

小松先生は「鳥は小笠原でしか生きられないが、猫は都会でも幸せになれる」と、同じ東京都獣医師会の方々に呼びかけをされ、、、。おかげで現在まで一匹も小笠原から引き取った猫は殺処分されずに済んでいるそうです。

Michael9

マイケルくんが捕獲器に入ったとき、抵抗した勢いで、この捕獲器ごと2メートルほど飛んだそうです。ものすごい野生っぷりです。

もがくので血だらけになってしまってますね。。。

 

先生も、こんなどう猛な状態では懐かないだろう、と思っていらしたそうですが、ものの三ヶ月ほどでものすごい甘えん坊になったそう。私が写真を撮ろうとしても、すぐころんとひっくり返ってなかなか良いショットが撮れませんでした。

撫でさせてもらったら、毛皮はちょっとごわごわしていました。もう16歳くらいだろう、ということです。良かったね、マイケルくん・・涙

frompaper
いまではすりすり猫です・・・icon_keart2.gif(院内にあった雑誌より)

小笠原で増えてしまったから「外来種」扱いで処分されるなんて・・・

きっとそれは誰もが思うことでしょうけど、「どんな命だって重さは同じだ」と、その猫達を実際引き取ろうと決めた小松先生。なかなか出来ることではないですね。

そののち、2011年に、小笠原諸島がめでたく世界遺産に認められたのも、この活動もあってこそだと、私に黒猫を紹介してくださったかかりつけの病院の先生に伺いました。

 

そして、黒猫ちゃんを引き取る日に、この絵本もいただいたんです。

Michael0

関東地方環境事務所サイトより
【通知】島ネコ マイケルの大引っ越し(絵本)を配布します
(こちらで絵本すべてのページのPDFダウンロードができます)

私が黒猫につながったのも不思議なご縁で。

保護した猫に妊娠した猫がいて、”産まれたら子猫の世話も大変だろう”と、他の病院には渡さないで小松先生が預かり。
その後10月30日に院内で産まれたのが黒猫ちゃん、なのでした。

じつはマイケルくんは以前に雑誌で読んだことがあったんですが、まさかこちらの病院だとはつゆ知らずで。。
1000キロも離れたところから、はるばる我が家にやってくるまでのいろいろな経緯、、。

小松先生が保護活動に立ち上がらなかったら出逢わなかった命のつながりですねo0020002012047931982.gifo0020002012047931982.gif

・・そして、一生懸命書いてるこの瞬間、黒猫はこんな様子です。

kuroneko150124

はかどらないなんてもんじゃありません(笑)

カツオドリを捕食してたマイケルくんには及ばないけれど・・

kuro150124b

羽のおもちゃにはうううぅ〜〜〜!と唸りながら飛びついてます・・笑

 

せっかくのご縁で知った小笠原諸島のノネコ活動なので、、

少しでも、こういった事がみなさんのお目に留まれば、と思い書いたりしてますが、、

動物に限らず、「邪魔なら消せばいい」といった、短絡的な発想は、あちこちに潜んでいるのではないでしょうか?

消すのは簡単ですから。野良猫の命みたいに。。

そして、消したくなるのも、その原因を作ったのも、結局人間では?と思うと、もっと時間をかけてでも改善するべきでは、とも。もちろん自分自身にもそういうところがないかどうかも含め、、、まずはささやかだけど、自分のまわりの人達の幸せを、にゃんずの幸せを模索しつつ・・

すべての猫ちゃんが平和に幸せになりますよう・・・

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黒猫〜ちっちゃい同居人?

あっという間にうちに馴染んでくれてる黒猫ちゃん。

体の大きさからすると、男の子のほうがお兄ちゃんのような気もするけど、実際どうなんでしょうね?

・・引き取るまで、一匹にするのか二匹にするのか、ものすごく悩んでいたわけですが。

現状の感想は、「断然二匹」のような気がしてます。

というのも、

☆勝手に遊んでくれてる

☆遊びの中で甘噛みを覚えてる

☆一緒にごはんを食べて、

☆一緒に寄り添って寝てる

これの繰り返しな日々で、、

やっぱり、特にうちの場合、大人猫たちが2匹いるので、何かあっても戻る場所がある、ということと、私が子猫のかわりに遊んであげる手間もいらないし・・(ぽんちゃんの時のほうが一生懸命相手をした記憶が・・)

なんだか思ったよりぜーんぜん大変ではないんですね。。

でも、私の事は大人猫より身近に感じてるみたいで。

遊び疲れると、わらわらとひざに集まって来て、眠ってしまいます。

kuro150122b

本当のお母さん猫のことは、思い出したりしてないのかなぁ、、

それとも、その感覚をもとめて寄ってきてるのかな・・

kuro150122

ちっこいので、軽ーーい、なのに一生懸命で、なんだか面白い存在・・

kuro150122c

「かわいくって早くおうちに帰りたいでしょ?」と聞かれますが、それが案外そうでもなくて(笑)

勝手に遊んで、勝手にご飯食べて寝てますから・・

ちっちゃい同居人な感じ??

しかも・・・・

kuro150122d

男の子の寝顔は、おじさんぽいの・・・(笑)

きっとちいさくなかったら、ブラックタイガーみたいに精悍なの・・・・(笑)

かえって、わたしは大人猫たちにチュッチュするようになりました。

この子達を連れて来たのは私だからね。

みんなのストレスがたまらないように気をつけないといけないし。

まずはおだやかな日々です・・・

 

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ぽんちゃんの膀胱炎検査と、ラティス

ぽんちゃんがお留守番中に突発性膀胱炎かも、ということで、シッターさん経由でお薬を投与してから一週間。

まだまだ頻尿ぎみなので、、、

連れて行きました、病院に。

おぼっちゃまなぽんちゃん、想像通りに、「ギャーーーーー!!」

まだ待ち合いに居るだけなのに、ほんの少しでもキャリーバックが動いただけでこれです。

ヒマだからスマホいじって、、なんて動きだけで「ギャーーーー!!」

・・・(笑)・・・

ほんとは写真撮りたかったけどそんな雰囲気ではなく、、看護婦さんも皮のグローブして、三人掛かりでエリザベスカラーをして横向けに。

もちろん病院に響き渡るさけび・・・

でも、冷静なお医者さまたちのおかげで、採尿もエコーもできました。

その間わたしは頭を撫でてました。少しは鳴き声もマシだったような・・・

 

ま、そんなこんなでしたが、なんと、検査結果はなんの問題もなし!

雑菌もなく、尿の成分も悪くなく=腎臓も問題なし。

ぢゃぁなんで頻尿??

やっぱりお留守番のストレスと、あと、たぶんヴィーちゃんが追ってくるからどんどんこたつにひきこもって、お水もたくさん飲めなくてトイレもがまんしたのでは、、と。。。

なんとも気の毒な・・・

一応、頻尿である違和感(炎症)を緩和するお薬だけいただき、帰ってきました。

でも重症になってなくて一安心・・・

これからはお留守番のときはお部屋をわけようね。。

 

じつは、分けた方がいいのかな、、、と年末から思い始めてて、、で、お部屋を閉めるとなると、エアコン2基動かすのはなんだかもったいないし、第一閉塞感が良くない。

で、ちゃんとそのあたりも対策考えました。

そして早速設置してみました、ジャーーン

door2

白いラティス。

これ、園芸用、ですけど、二本の突っ張り棒を使って、引き戸風に。

door3

裏から見るとちょっと見た目微妙ですが、仕方なし。

ラティスの底には、床に傷がつかないようにキズ防止テープも貼って、よりスムーズに引き戸のように動きます。

(最初のうち、ヴィーちゃんはよじ上ってしまいましたが、無理だとわかったみたいであきらめてくれました、あぶないあぶない・・・)

断捨離してしまおうかと悩んでたこの突っ張り棒。捨てなくてよかった・・・

ヴィーちゃんの保護の時に使っていたもの。

黒猫ちゃんも相変わらず元気です!

日に日に、、、というか、、、毎時間ごとに変化してる気がします

まだまだ発見がいっぱいで楽しくて仕方ないんでしょうね(笑)

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相変わらずなフィーバーっぷり。。。o0020002012047931982.gifo0020002012047931982.gif

大きすぎて出番待ちになったグレーのベッドの上・・

ヴィーちゃんが占領しつつ、黒猫から避難しています・・・

まだ距離は置いたまま。

kuro1501192

ごめんね、ヴィーちゃん

でも、もう少ししたら良いパートナーになれるかも。よ?

 
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黒猫がやってきた♡&ぽんちゃん年始から膀胱炎…汗

ちょっと、おめでたいのとおめでたくないのと、同時なタイトルですが・・・

年末年始に二匹でお留守番をしている後半に、シッターさんから「ぽんちゃんが膀胱炎になってきたかもです・・・」と。

何度もトイレに行っていると・・
去年の引越し時にはヴィーちゃんが突発性膀胱炎になり。猫の膀胱炎てじわーっとしかなおらないんですよね。。

早速病院に電話をして、お薬をシッターさんに取りにいってもらう手配をして、開け放してたドアを閉め、二匹が別々になるよう、部屋を分けてのお留守番に変更。。。ふー。

帰省から戻ったときのぽんちゃんです。

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くたっとして離れません・・・

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ごめんね〜、ぽんちゃん・・・

その日のうちにご機嫌はなおってくれましたが、、、この数日後には黒猫のお迎えの日。膀胱炎も治ってないのに・・・

お迎えには準備も必要。

ヴィーちゃんを保護して以来、使ってなかったケージを3年ぶりに組み立て、子猫二匹がもぐれそうなベッドも新調。

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そしていよいよ、病院に取りにいきました。

小笠原諸島からやってきた猫たちの話をいろいろ(こちらはまたあらためて)

ドライフードまでいただいてしまい。

ついにやってきました!o0020002012047931982.gifo0020002012047931982.gif

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ひとつのバッグに二匹なんて、かわいいですね・・緊張で目が見開いてます・・そりゃぁそうだよね。。

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ケージの中へ。まわりをキョロキョロ・・

kuro150116d

大きさがわかるようにワインボトルを置いてみたりして。

体重は女の子(左)が800グラム、男の子(右)が1.2キロ。

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まずはポンちゃんが様子を見にきました、が、、、、

・・・見事にシカトして去って行きました。。。

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警戒のまなざし、、、

その後、ヴィーちゃんが様子見に。

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もっと近づいてきたので、びっくりした黒猫ちゃん、山あらしみたいになってます・・・笑

kuro150116h

すごーい。。。必死・・笑

ま、この程度の洗礼は仕方ないね。。。

そんなわけで、どうしたら緊張が早く解けるのかな?と思いつつも、まずはご飯をあげて、その次におもちゃを入れてみました。

すると・・・!

kuro150116i

やはりちびっこは柔軟。めちゃめちゃ遊びはじめまして(笑)

kuro150116j

でもヴィーちゃんが近づくとシャーーーーー!!

セサミストリートのエルモみたいになっちゃって(笑)

・・・そのあとは、疲れたみたいでベッドの中に入って、ちゃんと爆睡。(グレーのベッドはケージに対して大きすぎたので、こちらにチェンジ・・)

kuro150116k黒くて見えない・・・

加工すると・・・

kuro150116k2

いるいるー(笑)

で、このあと、また元気そうだったので、だっこしたらどんどん調子に乗りまして・・・

kuro150116m

デジイチのシャッターでも撮れないくらいのフィーバーっぷり・・・(笑)

え、、初日、ですけども、、、、

 

ご飯ももりもり、おしっこもウンチもちゃんとケージの中のシートでしてます
(病院ではシートだったらしいので。途中でトイレに変える予定)

そんなこんなで、ついに4匹の生活がはじまってしまいました。
が、結構理想に近いパターンですicon_heart3.gifこのまますべてが良い方向に向かいますように・・・icon_clover.GIFnikukyu.gif

(↓この動画は二日目です)

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黒猫ちゃん、名前まだ決まらず〜

新年あけました〜

今年も猫とともに、そして世の中の野良猫たちのために、微力ながら、さらなる幸せを求めていきたいと思っております!ブログをご覧になってくださる皆様、いつも本当にありがとうございます

さて、もう少しだけ、猫ちゃんからはお暇をいただき、シッターさんにお願いしつつな日々なのですが。。

今年は、帰宅後、ついに黒猫ちゃん含めの4匹生活がはじまります!

ドキドキドキ・・・

やっぱり、命を預かるわけですから・・・

前に、ものすごく苦労してヴィーちゃんがやっと捕獲器に入ってくれたときも、達成感で嬉しかった反面、運命の歯車がごろごろごろっと音を立てた気持ち、思い出します。

今回もそんな覚悟をかかえつつ、もう一度病院で撮らせていただいた動画を何度も見つつ、期待に胸を膨らませているわけですが・・・(また縦で撮ってしまった・・

こちらの動画を見て気づいたのですが、、

メスちゃんの後ろ足が八の字になって、あまり立てていません。

も、もしかして、股関節形成不全??

だとしたら、まえもってレントゲン撮るとか、つるつるした床で歩かせないような工夫が必要なのでは?とか。。。

早速病院に相談してみました。

そしたら、メスちゃんも「今はちゃんと立ち上がって、うんちもちゃんと自力で出来てますし、問題ないですよ」と。

そうか・・・よかった・・・ほっ・・・

・・五体満足で生まれてくるだけでラッキー!という親の気持ちが、少しだけ理解できた気がします。

まずは一安心。

あとは名前も考えないとね。

が、まったく名付けの神様は降りてこず。

実物とふれあったら浮かんでくるのかな?icon_nikukyu2.gif

”夢”って字は女の子には入れたいなぁ・・・icon_heart3.gif

男の子はどうしようかなぁ・・・?

なんとも幸せな悩み、、、ですねo0020002012047931982.gifo0020002012047931982.gificon_clover.GIF

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