縮図・・・

今日は、ワクチン接種のため、ウン○持参で病院へ。
まだペット用キャリーバッグがないので、洗濯ネットに入れて。
毎度、出たがるので、銀行強盗のようになるのが可笑しい・・・

触診後、ウン○検査、そして血液検査のため採血。
はじめてのチクッとする注射。その何秒かの瞬間、痛そうなのと恐怖で鳴いたんだけど、この子、あまりにも鳴き声がか弱くて・・・(あんなに探検家なのに)
「なんてかわいいの・・・」と。
しかも内弁慶なので、そのあと暴れもせずしょんぼり。。。。笑
おとなしくなったまま、バッグに戻り、結果を待つこと約10分。

血液検査の結果、猫ウイルスなど、重要疾患は陰性と。
まだ幼猫なので、100%安心ではないらしいが、ひとまずホッ。

が・・・・

想像通り、ウン○には回虫がいました・・・・

これをまずは駆除しないとワクチンの効果がないとのことで、今日は虫下しの薬をいただき帰宅。
「副作用が出るかもしれないので、飼い主さんが自宅にいられるときに飲ませてください」と。

というわけで、ワクチンは1週間後に延期。
体重は800グラムでした。

痩せているのは、回虫はあまり影響はないらしい。
じゃあ急に太るってこともなさそうだね。
「顔が小さいから、あまり大きくなるタイプじゃないかもしれませんよ」と。
そうか、小さいのか・・・

————

ところで・・・
この日は、考えさせらることがいろいろ起きた。

ちょうど、同じ時に、ものすごい手術をして、やっと退院する猫が隣の診察台にいた。
すっかり大人の猫で、エリザベスカラーをして、片足骨折で包帯、もう片足は痛々しい縫い目がたくさん。。。
「ものすごい事故だったんですね?」と、看護婦さんに小さくたずねると、
「あの方は、よく野良を保護していらっしゃるので、どんな事故だったのかはわからないんですけどね」と。
よく見ると、、、
ものすごーーーーく、じゃぽんに柄が似ている。
ほとんど同じといってもいいくらい。

ま・さ・か・・・・・

確かめようがないので、そのまま待ち合いへ。
すると、以前も待ち合いで合った方とばったり。

「すくすく育ってるの?」などと話しかけてもらったので、いろいろ保護したときの詳しい話などしたら、
「あぁ、野良の母猫ってね、弱い子は置いていっちゃうのよ。安全のためもあると思うけど、寝床を時々移動させるの。で、ついて来られない子は置きざりなのよ」
「過酷ですね!じゃあこの子もそうだったのかな・・・」

と、そんなとき、さきほどの大けが猫ちゃんの方も待ち合いに、そしてお会計に呼ばれ。
聞こえてきた金額にびっくり。
な、なんと・・・うん十万円・・・。
大手術だったしね、、、でも、野良だったんだよね・・・
ものすごく普通な表情で、現金で支払っていらっしゃいました。
すごい・・・

そして、そのとき、痛いのか、その猫がキャリーの中で鳴きはじめた。
ちょうど、うちの子も、バッグのなかで鳴いていた。

二匹とも、おなじような、なんともか弱い鳴き声。。。

何やら、トーンも鳴き方も・・・に、、、似てる・・・・・???

そして、そのまま、会計を済ませた夫人と病院を出て行った。

わたしは勝手に想像した。。。
あの猫は、もしや、母猫か、、、父猫か・・・・??

もしも、そうだとしたら、親ももう野良じゃないんだ。
もし、さっき、お互いが呼び合っていたとしたら・・・・???
何かを話していたんだろうか・・・
「お母さん!(お父さん!)なんで、置いてっちゃったの?」
もしくは
「そこにいるのはお母さん(お父さん)だよね!」
とか???

・・・いずれにせよ、野良猫界の縮図を垣間見たような気持ちになった。
でも、、、、
もし親子だとしたら、野良とすれば幸せなパターン、だよねー・・・

と、ひとり感慨深いひとときなのでした。。。。

さて、と。あさっては虫下し、虫下し!!

つめとぎも、練習中!!

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